多重債務者を食いものにする悪徳業者とは?
現在、多重債務を負っている人というのは、全国に100万人以上いると推定されています。
多重債務者は毎月の返済を少しでも減らしたいと考えているわけですが、そういった人を食いものにする金融業者が多く存在しますので、絶対に関わらないよう注意が必要になります。
これらの悪徳金融業者は「整理屋」「紹介屋」「買取屋」などと呼ばれていて、次のような甘い謳い文句を使って広告を出しています。
■低利で融資
■他店で断られた方歓迎
■独自の審査で迅速融資...など
多重債務で最もやってはいけないことは、他店から借りて返済することですから、このような文句を見たら絶対に近寄らないようにしてください。
もし、どうしても返済が苦しい場合には、弁護士に相談のうえ債務整理を検討するとよいと思われます。
整理屋とは?
整理屋というのは、弁護士でない者が多重債務者の債務整理を引き受け、特定の弁護士事務所(法律事務所)の名義を使って債務整理を行う業者のことです。
整理屋は、自分のところでは融資できないが、いいところを紹介するといって、上記の弁護士事務所へ行くように指示し、弁護士事務所からバックマージンを受け取るのです。
このような業者と提携している弁護士については、以前から問題になっています。
というのは、このような弁護士事務所に行っても、実際には債務整理は行われず、整理屋が弁護士の名義を使ってでたらめな債務整理を行い、多重債務者から毎月多額の現金を送金させるということが行われているからです。
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