消費者金融の収入源は?
様々な消費者金融業者のCMが毎日テレビで流れていますが、テレビCMでは借りることを全面的に宣伝しているために、返済についてほとんど触れられていないので注意が必要です。
消費者金融業者の収入源は主に借入金に対する利息です。
この金利が高いということで問題にもなっているわけですが、実際には、顧客が自己破産などで借入金の回収ができなくなった場合も想定して金利が決定されています。
現状では、消費者金融は業績拡大のために顧客を選んでいませんので、多少リスクのある顧客にも貸し付けを行っています。
リスクの高い顧客に貸し付けて利益が出るのですか?
もしこうしたリスクの高い顧客の借入金が回収不能になった場合には、損金として処理できるので、会社にとっては税金が少なくなるだけともいわれています。
実際、大手の消費者金融業者では、利息が高いということもありますが十分な利益が出ています。
これは、回収不能になった顧客がいたとしても、回収にかかる費用を考えたら、損金としてあきらめたほうがよいということもいえます。
回収のために裁判を起こして弁護士をやとっていたのでは、回収費用がかかりすぎてしまうからです。
実際、万一顧客が弁護士に依頼してきた場合でも、利息制限法で決められた金利に利息が制限されてしまいますので、こうなると回収費用倒れになってしまいます。
それよりは回収をきっぱりあきらめたほうが有利ということがいえます。 |