貸したお金を返してもらうにはどうしたらよいのですか?
貸したお金を返済してもらう場合、通常は、まず内容証明郵便で支払いの督促をします。これによって返済してもらえる場合もありますが、請求を無視する債務者もかなりいます。
なので、そうなってしまった場合には、裁判手続きをするほかありません。その場合には、支払督促か通常の訴訟手続きをします。
なお、60万円以下の債権であれば、弁護士に依頼せずに、自分で少額訴訟を提起することも可能です。
ヤミ金業者の貸し方は?
数年前までは、ヤミ金業者は「トイチ」と言われていました。これには、次のような由来がありました。
■ヤミ金業者にお金を借りると10日で1割の利息がつくから
■ヤミ金業者の多くが、東京都の貸金業者登録番号が「東京都知事(1)第○○○号」であったことから、それを略すと「都1」になるから
ところが、次第に10日2割、3割と利息を取るようになったことから、「トニ」「トサン」と呼ばれるようになっていきました。
10日に2割、3割の利息ということになりますと、1年間の利息は莫大なものとなり、ほぼ返済は不可能です。
そのため、あっという間に何十ものヤミ金業者から借り入れをするようになってしまうのです。
以前は、ヤミ金に対する規制は厳しいものではなかったのですが、あまりにひどい取り立てなどから、警察も本腰を入れて捜査をするようになり、最近ではやや下火になっているようです。
ちなみに、ヤミ金は事務所を持っているところもありますが、警察の捜査が厳しくなったからか、最近は、プリペイドカード型の携帯電話のみの接触が多いようです。
これは、090金融と呼ばれています。
ヤミ金業者の手口は様々ですが、高利であることには変わりないですから、絶対に借りないようにしましょう。 |