車のリースを装った金業者とは?
「乗ったまま融資」という看板を見かけることがあるかと思いますが、これはおそらく、車のリースを装った高利の金融業者であると考えられます。
車リースの金融業者の手口としては、たとえば次のようなものになります。
■融資を申し込んだ債務者から金融業者が自動車を買い取り、車の名義も変更します。
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■債務者には30万円を売買代金として渡します。
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■債務者には引き続き自動車の使用を認め、リース料として月4万5千円を徴収します。
上記は、一見するとリースのように見えますが、よく考えればその実態は、元金30万円を貸して、リース料という名目で月4万5千円の利息を取っているにすぎません。
これは、年利に直すと、なんと180%という高利になるのです。
車リースの金融業者の問題は?
とはいえ、金融業者側は、自分のところはリースをしているだけで、金を貸しているわけではないと言うはずです。
しかしながら、この仕組みには次のような問題があります。
■看板には「融資する」と書いてあること
■借主がリース契約をする必然性がないこと
■実態は貸金と同じであること
なお、これと似たような仕組みで、家具のリースを装った金融業者もありますので注意したいところです。 |