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チケット金融の手口

チケット金融とは?

チケット金融というのも、広告によって多重債務者を集めます。

そして、借り入れを申し込んだ多重債務者は、たとえば「5万円分の高速道路のチケットをあなたに売るので、それを金券ショップで換金して1週間後に5万円を持ってくるように」と指示されます。

金券ショップでは、5万円分の高速道路のチケットは、5万円では換金できませんが、たとえば3万8千円で買い取ってもらったとすると、それが融資を受けたのと同じ意味になります。

しかしながら、1週間後にはチケット金融業者に5万円を返済しなくてはならないわけですから、これを年利に直すと、1250%というとんでもない高利になっているのです。

チケット金融の問題は?

チケット金融の問題は、チケット金融業者と多重債務者が、チケットの売買の形式をとっていることにあります。

つまり、チケット金融業者としては、金融ではなくチケットの売買をしているのだ、という主張をすることができるということです。

しかしながら、この仕組みの実態を見れば違法金融であることは明らかです。実際、裁判の判例でも、売買ではなく違法な金融であるということが認定されているケースもあります。

近年では、こうしたチケット金融というのは下火になっているようですが、チケットではなく、他のものを販売する形式にした業者も出てきているようなので注意が必要です。

仕組みはすべて同じなので、業者としては販売する商品は何でもよいわけです。今後も様々な手口が用いられるかもしれませんが、このような業者とはかかわらないようにしたいところです。


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