紹介屋とは?
紹介屋というのは、多重債務に困って融資を頼みに来た顧客に対して、あたかも与信審査を行ったかのように装い、「うちでは融資できませんが、A業者からなら借りられますので紹介します」と言って、他の金融業者のところに行って融資させ、紹介ごとに手数料と称して融資額の数十%を取るという業者のことです。
実際には、この紹介した金融業者というのは、裏でつながっています。
紹介屋というのは法に触れないのですか?
こうした行為は、出資法や貸金業に違反していますので、刑事告発も可能なのですが、実際には、事務所を転々としているため、なかなか摘発が難しいという面があるようです。
買取屋とは?
買取屋というのは、クレジットカードで換金性の高い物を買わせて、金融業者にそれらを送るよう指示し、これらの8割近くを買い取り手数料として取り、残りの2割を振込んでくるといった業者のことです。
「債務を一本化」とか「カードのショッピング枠を現金に」などという広告主が、買取業者になります。
実際、クレジットカードを使った顧客は、クレジット会社からとんでもない金額を請求されることになるのですが、このような行為は警察も取り合ってくれませんので、くれぐれも関わらないよう注意が必要です。
なお、「クレジットカードのショッピング枠を調べてくれ」と言われたら、買取屋の可能性が高いのでそれ以上言いなりにならないようにしてください。
顧客のほうも法に触れるのですか?
買取屋の言われるままに、クレジットカードで物品を購入した場合、本来、その代金を支払うまでは、品物の所有権はクレジットカード会社にあるのです。
よって、このような行為は、クレジットカード会社の所有権にあるものを勝手に処分したことになり、法律的にはクレジットカードの持主も罪を負うことになります。
買取屋は詐欺罪と貸金業規制法に抵触していますので、刑事告発もできますが、勝手に処分したとしてクレジットで購入した人まで刑事罰の対象になるということには注意が必要です。
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